手に職を!建築ブロック工のキャリアパス

手に職を!建築ブロック工のキャリアパス

希望の仕事に就きたい

先生、建築ブロック工の仕事について詳しく教えてください!設計図通りにブロックを積むだけなら、難しくなさそうに見えますが、他にどんな作業があるのでしょうか?

キャリア専門家

なるほど、興味がありますね!確かに、ブロックを積むのは主な作業ですが、それだけではありませんよ。モルタルを作ったり、鉄筋を切断して継ぎ足したりする作業も建築ブロック工の大切な仕事です。

希望の仕事に就きたい

そうなんですね!モルタル作りや鉄筋の加工も自分たちでするなんて、知りませんでした。他に、何か難しい作業はありますか?

キャリア専門家

そうですね…ブロックを積む際は、水平と垂直を正確に保つことが重要です。少しのズレが、上の段になるほど大きくなってしまうからです。高い精度と集中力が求められる作業ですよ。

建築ブロック工とは。

建築ブロック工の主な仕事内容
建築ブロック工は、設計図に基づき、所定の位置に空洞コンクリートブロックをモルタルと鉄筋を使って積み上げ、壁やへいを作ります。コンクリートブロックは、コンクリートを運搬、積み上げしやすいようにブロック上に成形、硬化させた製品です。作業はまず、必要な量の空洞コンクリートブロック、砂、セメント、鉄筋などを所定の場所まで運びます。次に、ブロック積上げの所定の位置を明示する線(墨)を確認し、セメントと砂を水で適当な硬さに練り合わせてモルタルをつくり、こてやこて板を使ってコンクリート土台に塗り、高さの調整などを行います。そして所定の長さに切断した鉄筋をベースから突出している鉄筋に継ぎ足し、ブロックを順次モルタルの上に置きながら、最下段から一段ずつ積む。積み上げに当たっては、あらかじめ決められた割付けに従って糸の先に逆円錐形のおもりを垂らした水糸を張り、それに沿ってブロックを一つ一つ垂直になるよう順次上方に積み上げて行きます。
建築ブロック工になるには
 ブロック工になるためには、特別の能力、経験などは必要ありません。学歴も義務教育を終了していればいいわけです。健康で、精神的に集中できて、どちらかといえば我慢強い人に向いているでしょう。ほとんどが手仕事であるため、こまかく神経を配る必要があり、またある程度の重量物を連続して持ち運びできる体力も要求されます。ブロック工としてベテランになるための一般的なコースは、中学または高校卒業後すぐにブロック工事会社に就職し、見習いの仕事から始めて実地に技術を習得していくことですが、公共職業訓練校で養成訓練を受けるのは、一人前になるための早道といえます。若くしてよい技能を身に付けた人は早くから独立が可能な仕事で、この仕事を始めてから3年くらいで独立する人もかなりいます

建築ブロック工の仕事内容とは

建築ブロック工の仕事内容とは

主な仕事内容は、設計図に基づいてブロックを積み、モルタルと呼ばれる接着剤で固定していく作業です。 ただブロックを積むだけでなく、水平器やレーザーレベルを使って、正確な位置にブロックを配置していくことが重要になります。 また、建物の構造や用途によって使用するブロックの種類や積み方も異なり、状況に応じた対応力が求められます。

必要なスキルと資格

必要なスキルと資格

建築ブロック工として働くためには、特別な資格は必須ではありません。未経験者でもチャレンジできる職種です。しかし、現場でスムーズに仕事を進めるためには、体力と忍耐力が必要です。また、正確にブロックを積み上げる集中力や几帳面さも求められます。

さらに、チームで協力して作業を行うコミュニケーション能力も大切です。もちろん、経験を積むことで、ブロックの種類や積み方に関する専門知識や技術を身につけることができます。将来的には、現場監督や独立して事業を起こす道も開けてきます。

キャリアアップの道筋

キャリアアップの道筋

建築ブロック工として経験を積むことで、様々なキャリアアップの道が開けていきます。最初は先輩の補助作業などを行いながら、ブロック積みやモルタルの扱い方を習得していきます。そして、3年から5年の実務経験を経て、初めて一人前の職人として認められるケースが多いでしょう。

その後も経験を重ねることで、現場をまとめる職長や、施工計画を立てる現場監督といったポジションを目指せます。さらに独立して、自分の会社を設立する道を選ぶことも可能です。建築ブロック工は、努力次第でキャリアアップを実現できる仕事と言えるでしょう。

やりがいと魅力

やりがいと魅力

建築ブロック工は、巨大な建物を支える重要な役割を担うため、大きな責任感と誇りを感じられます。自分が積み上げたブロックの上 に、日々建物が完成に近づいていく様子を見るのは、この仕事ならではの感動です。

また、チームで協力して作業を進めるため、仲間との一体感を味わえるのも魅力です。完成した時の達成感を、共に分かち合える仲間がいることは、大きな喜びとなるでしょう。

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